旧社会主義国で食されていた料理の再現レシピとして話題となった『ノスタルジア食堂』、旧ソヴィエト連邦15の共和国で食されていた共産圏スイーツ本『ノスタルジア喫茶』に続く、大好評ノスタルジア・シリーズ第3弾となる『ノスタルジア第2食堂 東欧旧社会主義国のレシピ60』が、グラフィック社から2022年11月に発売されることが決定した。
【写真】旧社会主義国のお手軽レシピやカトラリーなどのおしゃれな盛り付けサンプルも
旧社会主義国というと、どうしても遠い国のイメージが湧き、材料は手に入りにくく、レシピは難しいのでは? と思いがち。けれど本書では、スーパーで入手できる食材で手順は至ってシンプルというコンセプトなので、旧社会主義国の料理を手軽に再現できる。人気の高い、社会主義時代の器やカトラリーによるスタイリングにも惹かれる内容だ。本書のそのほかのポイントを挙げておこう。
1.国別の掲載だから違いがよくわかる!
前作『ノスタルジア食堂』では掲載しきれなかった、前菜、メイン、デザートなどのレシピを国ごとに掲載。できるだけスーパーで手に入りやすい材料で、手軽に再現しやすい簡単レシピなのがうれしい。
2.カフェレポート、器情報、盛りだくさん!
旧社会主義国を旅したら立ち寄りたいすてきなカフェのレポートや、レトロかわいい紙ナプキンや雑貨など多数掲載。本書後半では、食堂らしさのあるポーランド食器や東ドイツ食器などもたっぷり紹介している。
日常の食卓が垣間見えるので、混迷を深める世界情勢の今だからこそ、手に取って食文化から世界を知っておきたい一冊である。
著者プロフィール
イスクラ
福岡大学人文学部ドイツ語学科卒。旅行会社勤務を経て、2005年にヨーロッパ旧社会主義国の雑貨を販売するウェブショップ「イスクラ」をオープン。2011年、東ドイツの居住空間を再現した「デーデーエルプラネット」、2016年東ドイツ民生品展示室「コメット」を運営。同店閉鎖後「イスクラ」の運営を継続しつつ、旧社会主義国の食文化を再現しレシピをまとめた『社会主義食堂』(本書のベースとなったもの)や、東欧諸国の雑貨デザインをまとめた『コメコンデザイン』のリトプルプレスをシリーズで執筆している。著書に、『共産主婦』(社会評論社)、『ノスタルジア食堂』『ノスタルジア喫茶』(共にグラフィック社)。
著者Twitter:https://twitter.com/DDRplanet
書籍情報
書名:ノスタルジア第2食堂 東欧旧社会主義国のレシピ60
著者:イスクラ
発売日:2022年11月
仕様:A5変形 並製 総160頁
定価:1,760円(10%税込)
ISBN:978-4-7661-3688-3
https://twitter.com/gsha_design/status/1582201307301310464?s=61&t=9blvWlmsQyiuCc8fY7ru-w
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