アドバンテストが24日発表した2020年1～3月期連結決算（国際会計基準）は、純利益が前年同期比66%増の148億円となり5四半期ぶりの増益だった。データ記憶に使う「メモリー半導体」に関わる設備投資が回復、主力の半導体検査装置が伸びた。ただ新型コロナウイルスの感染が広がり、事業環境の先行きには不透明感がある。
売上高は7%増の682億円。このうちメモリー向け検査装置が145億円と前年同期の2倍強に膨らんだ。スマートフォン向け検査装置は次世代通信規格「5G」が実用化され、対応するスマホの新機種開発や量産が需要の伸びにつながっている。スマホは機能が上がると検査時間が長くなり、検査の効率を引き上げるため装置を増やす傾向もあるためだ。データセンターに関わる設備投資も追い風だった。
一方で新型コロナが広がり、今後は自動車やスマホの需要が見通しにくい。例年は年間の業績予想を開示するが、今回は四半期予想にとどめた。一部の部材調達にも4月から支障が出ているという。
20年4～6月期は連結売上高が前年同期比6%増の700億円、純利益は13%減の105億円になりそうと発表した。メモリー半導体の検査装置は引き続き伸びるが、採算の良いスマホ向けは一服する見通し。1～3月期は買収した事業で一時的に受注高が膨らんだ。
吉田芳明社長は24日の電話会見で「世界経済の不確実性が高く、財務変化への機動的な対応を最優先課題とする」と述べた。1月末の決算会見では「21年3月期には過去最高益にチャレンジする」と述べていたがトーンダウンした。
"利益" - Google ニュース
April 24, 2020 at 06:30PM
https://ift.tt/2S1umnO
アドバンテスト、1～3月期純利益66%増 - 日本経済新聞
"利益" - Google ニュース
https://ift.tt/352BTHu
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment