空調大手の富士通ゼネラルが24日発表した2020年3月期の連結決算は、純利益が57億円と前の期に比べて35%減った。予想を62億円下回った。通期として減益は2年連続。海外事業で特別損失を約35億円計上した影響が出た。新型コロナウイルスの感染拡大で主力の空調機販売も振るわなかった。
特別損失はインドの現地企業との合弁解消に伴う損失や保有株式の評価損が大きい。中国やサウジアラビアでも損失を計上した。
売上高は4%増の2621億円で、予想を228億円下回った。新型コロナの感染拡大で海外の空調機工場の生産が滞り、国内向けの販売減につながった。海外は欧米向けは伸びる一方、アジア向けで苦戦した。売上高の減少で、営業利益も2%増の149億円と予想を35億円下回った。
21年3月期の業績見通しは未定とした。24日、電話取材に応じた庭山弘副社長は「売り上げの急減に備え、20年4～9月期に150億円規模の借り入れも検討している」と話した。
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April 24, 2020 at 05:27PM
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富士通ゼネラル、純利益35%減 前期 海外で特損 - 日本経済新聞
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