配車サービスを手掛けるUberは米国時間8月6日、2020年度第2四半期決算(6月30日締め)を発表した。17億7500万ドルの純損失を計上し、売上高は29%減の22億4100万ドルだった。
Uberを利用した移動は56%減の7億3700万件だった。こうした数字からは、Uberの厳しい状況がうかがえる。実際、ニューノーマル(新しい日常)を実践する中で、同社は大規模な組織再編を進めてきた。
決算の主な数字は以下の通り。
- 月間アクティブプラットフォーム顧客(MAPC)は前年同期比44%減の5500万人だったが、「Mobility(配車サービス)」部門の調整済みEBITDAはなんとか黒字を維持した。
- Mobility部門の売上高は、前年同期比67%減の7億9000万ドルだった。
- 「Delivery(デリバリーサービス)」部門の売上高は、前年同期比103%増の12億1100万ドルだった。
- 「Freight(貨物輸送サービス)」部門の売上高は27%増の2億1100万ドルだった。
- Uberは果断にコスト削減を進めており、費用と経費は前年同期の86億5100万ドルから38億4800万ドルへと減少した。注目すべきは研究開発費で、前年同期の30億6400万ドルから5億8400万ドルへと減少した。
つまり、Uberの配車サービスの利用は激減したものの、「Uber Eats」のデリバリーは急増し、市場の再開を受けて「Uber Freight」は回復の兆しを見せ始めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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August 07, 2020 at 10:12AM
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Uber、約18億ドルの純損失--コロナ禍で配車サービスが苦戦 - CNET Japan
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