日産自動車は28日、2020年3月期（前期）の連結決算について、純利益が2月時点の予想から1500億～1600億円程度下振れする可能性があると発表した。従来予想は前の期比80%減の650億円としており、最終赤字に転落する公算となった。
営業利益は前の期日73%減の850億円としていた予想から1200億～1300億円程度下振れする可能性がある。新型コロナウイルス感染拡大の影響で業績の悪化傾向が続いているほか、一時的な損失を計上する可能性があるためと説明した。
新型コロナの影響については、新車や部品の販売減の影響が営業利益ベースで約900億円あるとした。販売金融事業での貸倒引当金の追加計上による影響も300億円程度見込まれるという。純利益ベースでは持ち分法適用会社に関連する損失約300億円も重なるとした。
現在進めている中期経営計画の見直しの状況次第では「追加的な引当金を計上せざるを得ない可能性がある」としている。
5月中旬を予定していた20年3月期の決算発表については、新型コロナの影響による決算・監査作業の遅れから5月28日に延期するとした。決算とあわせて中期経営計画の見直し内容も公表する。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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April 28, 2020 at 03:11PM
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日産自の前期、最終赤字の公算 純利益1500億～1600億円下振れ - 日本経済新聞
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