三菱ケミカルホールディングスは28日、2020年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前の期比67%減の560億円になったと発表した。52%減としていた従来予想を250億円下回る。中国の景気減速でアクリル樹脂原料の需要が低迷。そこに新型コロナウイルスの感染拡大による工場閉鎖で、自動車向け部材などの生産・販売の落ち込みが重なった。
20年3月期の下方修正は19年11月、20年2月に続き3回目。売上高にあたる売上収益は7%減の3兆5810億円、減損処理など一時的な損益を除いた本業のもうけを示す「コア営業利益」は38%減の1950億円とした。
新型コロナで自動車工場の閉鎖などが相次いだ結果、リアランプに使われるアクリル樹脂原料「MMA」や、エアバッグカバーなどに用いる高機能樹脂などの生産や販売が下振れした。MMAは家電製品の本体部分や店舗看板など他用途向けも落ち込んだ。
鉄鋼メーカーの稼働休止で製鉄用の炭素需要も落ち込み、テレビやスマートフォンのディスプレー向けフィルムなども振るわなかった。
ヘルスケア関連では、子会社の田辺三菱製薬のカナダ子会社が進めていた季節性インフルエンザVLPワクチンの開発中止を決定したことで、241億円の減損損失を計上したことも純利益を押し下げた。
同時に、年間配当を前の期と比べ8円減の32円とした。同社は中期的な利益水準の30%を連結配当性向の目安としており、下方修正に伴って減額した。
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April 28, 2020 at 06:30PM
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三菱ケミHDの前期、純利益67%減に下方修正 自動車向けなど不振 - 日本経済新聞
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