TDKは25日、2020年3月期の連結純利益(米国会計基準)が前期比29%減の580億円になると発表した。従来予想は2%増の840億円で、一転して減益となる。世界で自動車販売が低迷し、磁気製品など部品の製造設備で減損損失を計上する。新型コロナウイルスの感染拡大で中国工場の稼働率が低下しており採算を圧迫した。
売上高は2%減の1兆3600億円と予想より300億円引き下げた。営業利益は12%減の950億円を見込む。250億円の下方修正になる。
米中貿易摩擦や環境規制の強化により中国や欧州など世界で新車販売が鈍っている。TDKは自動車のモーターなどに使う磁気製品を生産しており、磁気製品の生産設備で135億円の減損損失を計上する。欧州を中心に生産するアルミコンデンサーの製造設備で約22億円、開発体制の見直しで余剰になった設備で18億円の減損損失をそれぞれ計上する。
今年に入り新型コロナウイルスの影響も広がってきた。TDKはウイルスの発生源となった中国で電池やコイルなど複数の生産拠点を構えている。武漢市を中心にコロナウイルスが広がって人の移動が制限されたため、春節(旧正月)の休暇明け後は工場が人手不足になった。稼働率が高まらず利益の減少につながった。
中国はスマートフォンや自動車の巨大市場だ。新型コロナの影響でどちらも販売が落ち込んでおり、TDKの電子部品の需要が減少した。エアコンや冷蔵庫など家電販売も減少しているという。
TDKは中期経営計画で21年3月期に売上高1兆6500億円、営業利益1650億円を目指している。同社では「コロナウイルスの状況は今後も精査が必要」として、業績への影響を見極めていく考えだ。
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March 25, 2020 at 07:00PM
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TDKの純利益29%減 20年3月期、自動車部品の設備減損 - 日本経済新聞
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