住友化学が15日発表した2020年3月期（前期）の連結決算（国際会計基準）は、純利益が前の期比74%減の309億円だった。石油化学製品の市況悪化により採算が悪化したほか、医薬品事業の研究開発費の増加も重荷となった。
売上高にあたる売上収益は4%減の2兆2258億円、営業利益は25%減の1375億円だった。一時的な損益を除く「コア営業利益」は35%減の1326億円だった。事業別では石油化学セグメントはアクリル樹脂原料などが振るわず大幅な減収減益だった。
21年3月期通期の業績見通しは開示しなかった。新型コロナウイルスの感染拡大により、自動車関連やディスプレイ関連で今後も厳しい状況が続くと見通した。その上で為替相場やナフサ価格の想定を含めて業績を合理的に算定するのは困難とした。今期の配当予想も未定とした。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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May 15, 2020 at 01:47PM
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住友化の前期、純利益74%減 市況悪化など、今期業績・配当は未定 - 日本経済新聞
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