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Monday, April 27, 2020

新型コロナ:JR東海の純利益85%減、1~3月 コロナで新幹線停滞 - 日本経済新聞

JR東海が27日発表した2020年1~3月期連結決算は、最終的なもうけを示す純利益が前年同期比85%減の97億円だった。1~3月期としては車両子会社が米国事業で特別損失を出した15年(33億円)以来、5年ぶりの低い利益水準。新型コロナウイルスの感染拡大で移動自粛の流れが広がり、主力の東海道新幹線の利用者が急減した。21年3月期通期の業績予想は「未定」とした。

東海道新幹線の利用は新型コロナの感染拡大で大幅減(名古屋駅)

東海道新幹線の利用は新型コロナの感染拡大で大幅減(名古屋駅)

1~3月期の売上高は16%減の3966億円、営業利益は61%減の442億円だった。

減益の主因は新幹線の利用客の急速な落ち込みだ。20年1月までは旺盛な企業の出張や訪日外国人(インバウンド)の需要が追い風となり、前年同月比プラスで推移する傾向が続いていた。

しかし、新型コロナの影響が広がり始めた2月は輸送量が同8%減、3月は月間で過去最大の減少率となる59%減だった。1~3月で見ると、新幹線の運輸収入は2552億円と2割減った。

20年3月期通期の売上高は前の期比2%減の1兆8446億円、純利益は9%減の3978億円だった。純利益は従来予想(4260億円)より281億円下振れし、8年ぶりの減益となった。上期の収益は増収増益だったが、下期の失速が通期の業績に響いた。

JR東日本、西日本も含めたJR主要3社は、運輸、流通、不動産の3事業を柱とする。ただ、JR東海は全体の営業利益でみた場合、運輸事業の割合が9割超と他の2社(7割)に比べても高い。新幹線が好採算なためで、それだけ運輸収入の落ち込みは業績に響きやすい。

同日、名古屋市内で会見した金子慎社長は新型コロナの影響で「通期の連結ベースで750億円の減収要因となった」と話した。

21年3月期の業績予想は未定とした。前期まで9年連続で増配していたが、今期の配当予想は「安定配当に務めたい」(金子社長)と話すにとどめた。4月1~26日の新幹線の輸送量は前年同期比89%減で推移しており、金子社長は「経営環境は当面厳しい状況が続きそうだ」と話した。最速列車「のぞみ」をはじめとした新幹線は24日以降、本数を2割削減して運行している。

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April 27, 2020 at 05:34PM
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