LIXILグループが31日発表した2019年4～12月期の連結決算（国際会計基準）は純利益が前年同期の14.4倍の306億円だった。ドアや窓の建材事業やトイレなどの水回り事業は国内向けが好調だった。ただ、10～12月期の国内事業では消費増税の影響が出た。会見した瀬戸欣哉最高経営責任者は「駆け込み需要より反動の方が大きかった」と話した。
決算説明するLIXILグループの瀬戸欣哉最高経営責任者（31日、東京都内）
4～12月期の売上高にあたる売上収益は前年同期比1%増の1兆3964億円。国内の水回り関連が伸びて、米国やアジアの低迷を補った。売上収益から原価や販売費・一般管理費を差し引いた事業利益は39%増の517億円。建材などで製造コストの削減効果が出た。一方、消費増税の影響などで10～12月期の国内の事業利益は前年同期比20%減の226億円だった。
20年3月期通期の業績予想は据え置いた。先行きについて新型肺炎の影響など不透明要素が多いためという。売上収益は前期比1%増の1兆8500億円、最終損益は150億円の黒字（前期は521億円の赤字）を見込む。
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January 31, 2020 at 06:30PM
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LIXILグの4～12月、純利益14.4倍 国内好調も「増税の反動大きい」 - 日本経済新聞
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