ＮＨＫ連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」（総合、月～土曜・前８時）が１１月１日にスタートする。初代ヒロイン・上白石萌音（２３）とＳｉｘＴＯＮＥＳ・松村北斗（２６）がこのほど、オンライン取材会で見どころや抱負を語った。
日本でラジオが放送開始された１９２５年に生まれた和菓子店の娘・安子（上白石）から、るい（深津絵里・４８）、ひなた（川栄李奈・２６）の母子３代の１００年史をラジオ英語講座の変遷とともに描く。松村は英語が堪能で、安子の運命を変える大学生・雉島（きじま）稔を演じる。
上白石は、朝ドラ初登場に「ひそかにずっと憧れてました。『おひさま』（２０１１年度前期）の井上真央さんのようなお芝居がしてみたい気持ちがあったので、うれしかった。安子役に没頭する時間はとっても幸せ。温かさ、優しさ詰まっていて、早くお届けしたい」。１９３９年の１４歳という設定からスタートするが「私は令和というより昭和のタイプ」と役柄になじんでいるようで「安子の成長に合わせて時代の変化があります」。鹿児島の祖父母には戦時中の空気を“取材”。「戦争を経験した方々に失礼のないように、リアリティーを持って演じていかなければ」と襟を正した。
松村も朝ドラは初。「オーディションの二次が終わった数日後、（ジャニーズアイランドの）滝沢（秀明）社長から『よかったな、決まって』『内緒ね』って言われて（苦笑）」と喜びを大爆発できなかったが、「祖父母から孫まで三世代で同じ話ができるのは朝ドラぐらい。その感動があります」と意気に感じている。
物語のキーポイントは英語。上白石は「安子によっては純粋に『学ばなきゃ』じゃなく『学びたい』。今、英語は受験、ＴＯＥＩＣなど点数が付き物で『勉強』というイメージが強いと思いますが、安子のように英語自体に魅力を感じて、フランクに会話を勉強するように、柔らかなものの見方になればいいな」。松村も「自分のために少しずつ英語の勉強を続けているんですけど、ドラマを通して、より英語が面白く、命のあるものに感じるようになった」と刺激を受けている。
好きな英語のフレーズは「『Ｊｕｓｔ Ａ Ｐｌａｙ』＝遊ぶように芝居をする」（上白石）、「『Ｉｔ Ｄｅｐｅｎｄｓ』＝時と場合による」（松村）を挙げたが、上白石は「やっぱり『Ｃｏｍｅ， Ｃｏｍｅ， Ｅｖｅｒｙｂｏｄｙ』。誰でも来ていいよ！ みんな楽しめるよ！ 本当に大きいタイトルだと思うので、これしかないです！」と視聴者に呼びかけた。
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