土砂を多く積めるよう違法に改造されたトラックの車検を不正に通したとして、千葉県にある民間車検場の社長ら4人が逮捕されました。警視庁はおよそ20年にわたって不正車検を繰り返し、4億円以上の利益を得ていたとみて調べています。
逮捕されたのは、千葉県富津市にある民間車検場の社長、玉井峯夫容疑者（76）ら4人です。
警視庁によりますと、4人は去年10月からことし3月にかけて、土砂などを多く積めるよう違法に改造されたトラック4台について、車検に合格したとするうその書類を作成した疑いが持たれています。
代金は通常より大幅に安い1台当たり3万円から7万円程度で、本来は数日かかる車検を数分で終わらせることもあったということです。
調べに対しいずれも容疑を認め、玉井社長は「依頼が多くて断り切れなかった」などと、供述しているということです。
この車検場は3年前、車検を不正に通したトラックが前の車に追突し、1人が死亡する事故を起こしたとして国の行政処分を受けましたが、その後も不正車検を続けていたということです。
警視庁はおよそ20年にわたって不正車検を繰り返し、4億円以上の利益を得ていたとみて調べています。
また、車検場の役員は国の検査業務を代行する「みなし公務員」にあたることから、受け取った代金が賄賂にあたる疑いもあるとみて捜査しています。
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December 02, 2020 at 01:39PM
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土砂多く積めるトラック不正車検で利益4億円以上か 社長ら逮捕 - NHK NEWS WEB
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