三陸鉄道、２年ぶり赤字 ２０年度決算 損失３９５９万円の見通し
岩手県などが出資する第三セクターの三陸鉄道（岩手県宮古市）は２１日、２０２０年度の当期損失が３９５９万円に上るとの見通しを明らかにした。新型コロナウイルス感染症による乗客減が要因で、赤字は２年ぶり。
４〜８月期の乗車人員は２６万９３９５人で、前年同期比４５．７％（２２万６７３３人）減。団体だけで１２４１件計４万９１７５人のキャンセルが出るなど、観光客を中心に大きく落ち込んだ。
経常損失は４〜８月期が１億８４３０万円で、２０年度通期では６億１６４６万円まで膨らむ見込み。県と沿線市町村が負担する運行支援交付金１億９０００万円などで赤字幅の圧縮を図る。
中村一郎社長は「９、１０月は観光中心に利用者が戻りつつある。１１月以降に予定している企画列車などの取り組みをしっかり進め、マイナスを少しでも減らせるよう頑張りたい」と話した。
2020年10月22日木曜日
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October 22, 2020 at 09:37AM
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