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Wednesday, July 29, 2020

三井住友F:4-6月期純利益の進捗率22%-与信費用が増加 - ブルームバーグ

三井住友フィナンシャルグループの2020年4ー6月期の連結純利益は前年同期比60%減の861億円だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で与信費用が増加したほか、非金利収入の低下やクレジットカード手数料の減少などが響いた。今期(21年3月期)の純利益予想4000億円に対する進捗(しんちょく)率は22%だった。

  29日に資料を開示した。4ー6月期の与信関係費用は1148億円と前年同期の376億円から悪化した。期初に示した通期の与信関係費用4500億円に対する進捗率は26%。本業のもうけを示す連結業務純益は2.9%減の2614億円で期初計画の27%と、ほぼ計画通りの決算となった。

  国内では、政府の企業に対する資金繰り支援策などで倒産件数が低水準で推移していることから、与信費用は低く抑えられると みられていた。同社は与信費用については海外企業の業績悪化も影響していることから、当初の想定どおりとしている。 

Views of Japanese Mega Banks Ahead Of Full-Year Results

三井住友銀行のロゴ

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  SBI証券の鮫島豊喜アナリストは、与信費用が想定より大きかったものの、「費用計上のタイミングの問題もあるため悲観的ではない」とコメント。ただ、純利益が1000億円に届かなかったのは「短期的には株価にネガティブ」と指摘した。

  三井住友FGによると、6月末時点の破産更生債権は連結ベースで1358億円と、3月末比で54%増加。不良債権比率も0.77%と3月末比で0.09ポイント上昇した。

  フィッチ・レーティングス・ジャパンは、従来低い水準で推移してきたメガ銀行の国内不良債権比率とその他要注意先債権比率は、新型コロナの影響で今期には0.2-0.4ポイント上昇する可能性があると予想。同社の西沢かおりアナリストは、新型コロナの終息が見えない中で、現状の不良債権が悪化して各行がさらに与信費用を積む可能性もあるとコメントした。

  また、4-6月期の国内預貸金利ざやは0.84%と前年同期比0.08ポイント悪化した。

20年4-6月期決算の主な内容(比較は前年同期比)
  • 資金利益は5.2%増の3184億円
  • 役務取引等利益は9.8%減の2297億円
  • 株式関係損益は98%減の7億4700万円
  • 与信関係費用は1148億円ー772億円の増加

(コメントを加えて記事を更新します)

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