【北京=羽田野主】中国の王毅(ワン・イー)外相は8日、英国のラーブ外相と電話協議し、香港問題に関して「純粋な中国の内政問題であり、外部からの干渉は許されない」と述べた。「香港は中国の核心的利益で、必ず守らなくてはならない重要な原則だ」と話し、異例の強い文言で英国をけん制した。中国外務省が9日発表した。
中国が5月下旬、反体制活動を取り締まる「香港国家安全法」の導入を決めて以来、中国と香港の旧宗主国にあたる英国の閣僚による電話協議は初めて。「核心的利益」は共産党体制の維持に関わる重大な問題に使う言葉で、中国の譲らぬ姿勢を強調する狙いがある。
王氏はラーブ氏に対し「断固として(国家安全法を)立法し、香港に適用する」とも語った。国家安全法は「ごく少数の『香港独立派』とテロ分子の処罰」が目的で、香港に高度な自治を認める「一国二制度」を安定させるためだと主張した。
中国側の発表によると、ラーブ氏は「いかなる問題でも率直に意見交換できる。相互尊重の精神で意思疎通を続けたい」と述べたとしている。
国家安全法を巡り、ラーブ氏は1984年の英中共同声明に盛り込んだ一国二制度の原則に違反するとして撤回を求めている。中国外務省は「英国への約束でも国際的な義務でもない」と主張し、対立が続いている。
中国の習近平(シー・ジンピン)指導部は6月、中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)の常務委員会を開き、同法の審議に入る見通しだ。6月中に可決し、施行するとの見方が浮上している。
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June 09, 2020 at 03:19PM
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「香港は核心的利益」中国外相、英国をけん制 - 日本経済新聞
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