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Friday, June 19, 2020

埼玉高速鉄道、前期営業利益7%増 負債なお多く - 日本経済新聞

埼玉県などが出資する第三セクター、埼玉高速鉄道の2020年3月期の単独決算は税引き利益が前の期比39%減の35億円だった。法人税等調整額が増えた。沿線開発に伴う人口増加などで輸送人員が伸び、営業利益は7%増の41億円だった。

売上高にあたる営業収益は3%増の108億円。1日当たりの輸送人員は約12万1800人と4%伸び、旅客運輸収入が増えた。19年末から保有する一部土地の貸し出しを始めたことも収入増につながった。

同社は経営悪化から15年1月に私的整理手法の一つである事業再生ADR(裁判外紛争解決)が成立し、16年3月期以降は最終黒字を確保する。ただ、有利子負債は20年3月末で約455億円。返済で減ってはいるが、自己資本に対する倍率を示す「DEレシオ(負債資本倍率)」は2倍超で、健全性の目安とされる1倍を超える。

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