堀場製作所は9日、2020年12月期の連結純利益が前期比32%減の105億円になりそうだと発表した。自動車販売台数の世界的な減少に伴い排ガス分析装置など主力の自動車計測システム機器や医用システム機器などの販売が減る。年間配当は前期から55円減らし、75円とした。
売上高は前期比7%減の1870億円、営業利益は28%減の150億円を見込む。自動車や環境機器関連が「新型コロナウイルスの影響で製品出荷、検収に遅れが発生する」（大川昌男常務）などとして減収減益になる見通しだ。
一方で半導体システム機器は増収増益とした。半導体メーカーの投資回復や新型コロナ感染拡大に伴うテレワークの拡大などにより需要増加が見込まれる。血液検査装置など医用システム機器は、足元で新型コロナ感染拡大により一般患者数が減るとして販売減を想定している。
同社は2月、今期の純利益が前期比13%増の175億円、売上高が7%増の2150億円との増収増益予想を発表した。その後、新型コロナの感染拡大により「影響が不透明」として予想を取り下げていた。
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June 09, 2020 at 05:37PM
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堀場製作所、今期純利益3割減 自動車計測など販売減 - 日本経済新聞
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