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Sunday, May 31, 2020

エア・ドゥ、20年3月期純利益61%減 新型コロナ影響 - Aviation Wire

 エア・ドゥ(ADO/HD)の2020年3月期通期決算(非連結)は、純利益が前期(19年3月期)比61.4%減の4億2400万円だった。第2四半期(19年4-9月期)末時点では旅客数が過去最多を記録するなど好調だったが、期末にかけて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、大幅減益となった。2021年3月期通期の業績見通しは未定とした。

20年3月期の純利益が61%減となったエア・ドゥ=20年4月 PHOTO: Stringer/Aviation Wire

 2020年3月期通期の売上高は1.5%増の455億4500万円、営業利益は25.3%減の22億7500万円、経常利益は31.5%減の16億2900万円だった。2019年9月に通算14号機となるボーイング767-300型機(登録記号JA612A)を導入し、提供座席を増やすなどしたが、期末の航空需要急減が利益を押し下げた。

 営業費用は3.4%増の432億6900万円。このうち事業費は整備費や燃油費の増加により4.4%増の389億8800万円、販売費および一般管理費は消耗品費の減少などにより4.4%減の42億8100万円となった。

 期間中の路線数は羽田発着が札幌(新千歳)、旭川、女満別、釧路、帯広、函館の6路線、札幌発着が仙台、中部(セントレア)、神戸の3路線、これに函館-中部線を加えた計10路線を運航。全日本空輸(ANA/NH)への販売分を除いた旅客数は4.3%減の203万7934人、提供座席数は4.7%増の296万9000席、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は4.4%増の27億8607万2000座席キロ、有償旅客を運んだ距離を示すRPK(有償旅客キロ)は4.5%減の19億1277万4000旅客キロ、ロードファクター(座席利用率、L/F)は6.4ポイント低下し、68.7%だった。

 運航実績は、就航率が99.1%(前期は98.2%)、定時運航率が93.1%(同90.8%)だった。

 路線別でL/F(自社販売分のみ)がもっとも高かったのは、函館-中部線の74.7%(前期比6.3ポイント低下)、最低は札幌-仙台線の59.6%(同11.9ポイント低下)となった。

 羽田発着の6路線をみると、最高は釧路線の71.9%(同5.8ポイント低下)、最低は帯広線の64.0%(同9.4ポイント低下)だった。

 2021年3月期通期の業績予想は、新型コロナウイルス感染拡大により算定が困難ため公表を見送った。航空需要への長期的な影響は避けられないとして、営業費用や設備投資の見直し、従業員の一時帰休などのコスト削減に加え、金融機関との間で資金調達について協議しているとした。

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