コニカミノルタが3日発表した2019年4～12月期の連結決算（国際会計基準）は、純利益が前年同期比94%減の21億円だった。前年同期に計上した約200億円の不動産売却益がなくなったほか、主力の事務機事業で新製品の販売が伸びなかった。為替の円高も響いた。
売上高は4%減の7470億円、営業利益は79%減の105億円だった。事務機を手掛けるオフィス事業は34%の営業減益だった。19年に発売した複合機の新製品で生産トラブルがあり、十分な供給量を確保できなかった。欧米を中心に消耗品の販売も落ち込んだ。
業務用印刷機を手掛けるプロフェッショナルプリント事業は中国の景気減速などを背景に販売が振るわず、43%の営業減益となった。ユーロなどに対する為替の円高は営業利益全体を57億円押し下げた。
20年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比1%減の1兆450億円、純利益は82%減の75億円を計画する。事務機や業務用印刷機の販売回復を見込む。コニカミノルタの畑野誠司取締役は3日の記者会見で「例年第4四半期の利益が最も多く、巡航速度なら通期の業績計画は達成できる」と話した。
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February 03, 2020 at 06:30PM
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コニカミノル、純利益9割減 19年4～12月 事務機不振 - 日本経済新聞
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