久光製薬（鳥栖市、中冨一榮社長）が１０日発表した２０２０年２月期第３四半期連結決算（１９年３月～１１月）は、売上高が前年同期比３・４％減の９９０億７８００万円、経常利益が同１４・４％増で１９９億１７００万円の減収増益となった。純利益は同１５・７％増の１５４億２千万円で、売り上げに対する原価率の改善などが要因となった。
国内市場での医療用の販売は、９月に経皮吸収型パーキンソン病治療剤「ハルロピテープ」の国内製造販売承認を取得したことなどから、前年同期比０・２％の増収となった。一般用は、花粉の飛散時期が例年より早かった影響を受け、アレルギー性鼻炎薬「アレグラＦＸ」の当期売り上げが減少したことなどから、６・６％の減収となった。
海外市場の医療用は、米国で後発品の影響を受け１４・８％減少したが、一般用は広告展開を強化した米国で売り上げを伸ばし、２・６％の増収となった。
マレーシアに全額出資子会社を設立することも公表した。設立は今年１０月を予定し、主力のサロンパスなどの販売強化を目指す。海外に現地法人を置くのは、米国、中国、インドネシアなどに次ぎ８カ国目。
現地法人の設立を含め、通期予想（２０年２月期）に変化はない。売上高１４３５億円、経常利益２５５億円、純利益１９４億円を見込む。
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January 11, 2020 at 06:22AM
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久光製薬減収増益、純利益１５・７％増 第３四半期連結決算 - 佐賀新聞
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