清水建の4～12月、純利益28%増 土木事業の採算改善 - 日本経済新聞

清水建設が31日発表した2019年4～12月期の連結決算は、純利益が前年同期比28%増の738億円だった。ダムやトンネルなどの土木事業で採算が改善したほか、首都圏の再開発案件など大型工事が進捗した。売上高は8%増の1兆2387億円だった。

工事の採算を示す完成工事総利益率（単体ベース）は土木事業で19.1%だった。追加工事の受注などで、前年同期と比べ3.7ポイント改善した。建築と合計した全体の完工総利益率は1ポイント上昇して12.8%となった。開発事業では、自社開発したオフィスビルなどの売却が進んだ。

単体の建設受注高は15%減の7216億円で、通期計画に対する進捗率は59%にとどまった。期末にかけて控える大型案件の受注をめざす。

20年3月期通期の連結業績予想は据え置いた。売上高は前期比6%増の1兆7600億円、純利益は5%減の950億円の見通し。

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January 31, 2020 at 07:00PM
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